言葉の意味理解が苦手な子どもの場合 
聴覚優位の影響か、音声模倣が極端に進んでいていろいろ言葉を出してはいるが、意味理解が十分ではないことがあります。話しているため、何となくできているように捉えてしまいがちですが、実はよく理解できていないという子どもです。言葉と具体物のつながりが十分でなかったり、感情のことば、動作のことば、抽象的なことばが理解しにくいということがよく見られます。
・終点の意識が弱く、すぐに次へ進めていってしまう。→一つ一つを丁寧に確認する。
・簡単に判断してしまう。→対象をしっかり捉えて見極めていく練習。
・特徴から推測していく練習。→ていねいな判断ができるようになる。
・同じ物から同じような物、仲間という概念の理解→物事を柔軟に捉えて柔軟に対応する練習。
 プリント教材集の2「見る力を育てる学習編」や3「見分ける、見比べる学習編」のプリントを一つ一つ丁寧に進めていくような学習が有効と思います。そのうえで、言葉の意味内容を問うプリント教材集の7,9,11番などの学習へ進めていく形になるかなと思います。